ペグは調子良くしておかないと、うまく回りません。
リヒャルト・シュトラウスの《英雄の生涯》の中にG線を曲中にG♭に下げるところがあります。しばらくG♭を弾いたら、またGに戻すのですが、こういう時にペグの調子が悪かったり、角度が悪いとうまくチューニングできませんね。焦ります。。基本的にGDは7時または8時。A線は6時の角度がやりやすいです。バイオリンは弾くだけでなく楽器の調整も気にしていつもいいコンディションで使えるようにしましょう。弦や弓の毛の毛替えについてもそうです。
バイオリンの弓は使ってきたら交換です。それはもちろん弓の毛を交換するのですよ。だいたい2−3ヶ月で変えましょう。馬の尻尾は生きてるお馬さんの後ろに行って、、ちょっと拝借というふうに貰ってくるものではありません。命が終わって天国に行ったお馬さんの尻尾を頂いてくるのです。まさに動物の命をいただいてバイオリンを弾くのです。弾いている時に少しでもそのお馬さんの命のこと考えてあげましょう。適当には弾くことはできないですね。
弦は近頃はナイロン弦が主流です。交換時期の覚え方は簡単で1弦は一週間、2弦は二週間、3弦は三週間、4弦は四週間で交換すると良いでしょう。ただバラバラに変えると分からなくなるのでADGまとめて1ヶ月に一回、頑張っても3ヶ月は保ちません。E線は一週間に一回変えると他の弦が綺麗に響きます。維持費のかかる楽器です。